さくらのソーシャルワーク日記

社会福祉士さくらが思ったこと感じたこと

ソーシャルワーカーは問いから始めよ【読後抽象化#6】

読んだ本:問いからはじめる社会福祉学有斐閣ストディア)
 
■ファクト
・他者に対して開放的にも抑圧的にもなりうる。
↓したがって、
ソーシャルワーク脆弱性に関する認識と理解が大きな役目を果たす
→社会的に少数派の人々、他者(自分の思い通りにならない存在)+他者の尊重
・目的が生命、生活の維持、存続、向上を左右する重要な事柄であれば、

その追求条件(能力、資源、機会、環境)を欠くことは、

不利
・福祉事務所のソーシャルワーカー自身が市民の不信を生み出している現実
・利用契約制度←→措置=行政処分・決定=行政の権限(受給権者に利用や契約の権限なし)
・目指すべき方向は縁側
 
■抽象化
・福祉を一般市民から解放した
・コミュニケーションとはいかに伝わっていないかの自覚が全ての始まり
→doubringの考えと、認識という点で似ている
・単に福祉事務所の職員を批判しただけでは解決しない重い問題
パターナリズムにつながる問題。非対称性、対等ではない
・シェアやciftも似た考えか?
→成熟した人を求めるという点で違う
 
■転用
・市民がソーシャルワーク脆弱性を認識し、社会福祉を身近なものとして縁側社会を目指していくためにはどうすべきか考えていく

フィンランドの社会福祉改革の背景には課題克服の必要性があった【読後抽象化#5】

読んだ本:フィンランド福祉国家の形成(木鐸社
 
■ファクト
・サービス基盤の整備
地方分権
・税制度、保険制度
・北欧諸国では女性の労働参加が進んでいる
→大多数の女性が被保険者
・アルマス・ニエミネン
→社会政策はドイツ、北欧で発達した科学
・1990年代のフィンランドの経済的打撃が群を抜いて深刻
・北欧型福祉と特徴づけるものは何か
 
■抽象化
・日本とは地方分権や女性の社会参加の点で大きく違う
・国として社会福祉の改革が進んだ背景に課題克服の必要性と科学的アプローチがあった
 
■転用
・日本においても、現状の課題を多くの人で共有し発信することで、フィンランド型の社会変革を生み出すことができるのではないか
→#型の情報発信や課題の共有・言語化を1つでもやる


・福祉、ソーシャルワークを科学的な視点で見直す
ソーシャルワークの科学の執筆

ソーシャルワーカーは分野ごとに集積された事例を活かせるか【読後抽象化#4】

読んだ本:ソーシャルワーク(弘文堂)


■ファクト
・グローバル定義、ソーシャルワークの歴史、リッチモンド、診断主義
→教科書のよう


・基礎理論、ジェネラリストソーシャルワーク、対象をシステムとして一体的に捉えた方法論
→地域を基盤としたソーシャルワーク


・クライエントにサービスや制度が合わせていく
・インスフォーマルサポートが積極的に参画
→理念


・広範なニーズへの対応
・本人の解決能力の向上
・連携と協働
・個と地域の一体的支援
・予防的支援
・支援困難事例への対応
・権利擁護活動
・ソーシャルアクション
→8つの機能


■抽象化
・分野ごとに事例は集約されている
・これを生かせているか
→ここにAIが介入する余地あり


■転用
・横軸、予防←→治療
・縦軸、自覚、パターナリズム(深い介入)↑↓無自覚、見守り(浅い介入)
→予防段階で介入(第1のアウトリーチ
→発症後、無自覚への介入(第2のアウトリーチ

常識の逆を言語化する。これあり得る

常識の逆を言語化する。


・優しくないソーシャルワーカー
・不親切なソーシャルワーカー

→これあり得る。高い専門性、ハードスキル、クールビューティー、内に秘めた熱いハート。


・経験がないのに頼れるソーシャルワーカー

→これあり得る。データ、SNSで人脈づくり、ネットワーク、AI、テック、DX、科学的手法と親和性あり。


・お金を取らないソーシャルワーカー

→これあり得る。無料FPのモデルが参考になりそう。相談自体から報酬を発生させるのではなく、どこかでEXITさせる。


・やる気がないソーシャルワーカー
・熱意のないソーシャルワーカー

→これもあり得る。信頼関係とバリューが出せれば良い。結果次第。ローコストソーシャルワーカーあり得る。


・面倒な案件が好きなソーシャルワーカー

→これは断然あり得る。困難案件自体でEXITを考えなければいい。


・地域で孤立しているソーシャルワーカー

→これも全然あり得る。ネットで全国と繋がればいい。

→ただ、地域で課題を解決する観点からは、対面での関係性がなかったとしても、ネットでの繋がりを地域でもつくりたい。


・専門性のないソーシャルワーカー

→これも全然あり得る。経験のないソーシャルワーカーと同じ。


・クライエントの話を聞かないソーシャルワーカー
・メモを取らないソーシャルワーカー
・5分しか話を聞かないソーシャルワーカー

→これもあり得る。クラブハウスのような音声チャットの仕組みやチャットなどでの相談の形もすでに始まっているだろう。

視覚障害聴覚障害、あるいは移動に支障がある人にとって、対面での相談しか選択肢がないのはむしろ問題。

 

⇒仮にインターフェイスがアナログだったとしても、バックグラウンドをデジタル化することで、今までのソーシャルワーカー像と全く変わってくる。

ソーシャルワーカーは福祉の空気になる

NHKの小国志朗さんの言葉からの抽象化。


■なんだろう→実は→なるほど、が必要。


ソーシャルワーカーに当てはめると、
ソーシャルワーカーは福祉(社会)の空気になる
↓つまり
目に見えないけど、とても大切
↓だから
もっと専門性の底上げが必要


ラグビーってダイバーシティの象徴


ソーシャルワーカーダイバーシティのど真ん中にいる。


■大切なのは一番最初の取材ノートのページ。
しばらくたって、この最初の疑問に答えられない。
だいぶ分かってきたぞというときが危ない。
自分にしか分からないこと。
ここを放棄してはいけない。


ソーシャルワーカーにしか分からないストーリー、それを放棄しない。


⇒逆境の中で気高く生きている、障害者、高齢者、児童、傷ついた人、不安に思っている人、それを見守る家族。その人たちが幸せになれる社会でなければだめだ。

ソーシャルワーカーの正義、価値、手法を確立すべき【読後抽象化#3】

読んだ本:私はソーシャルワーカー学陽書房


■ファクト
・日本の現場は性による違いを多く残している。
社会福祉の中のジェンダーとは、ソーシャルワーカーの相違をジェンダー化するほどの重要な相違を生じる。
ソーシャルワーカーの多様性ではなく、性による多様性になってしまう。


ソーシャルワーカーの仕事は見えにくい、多岐にわたっている。
ソーシャルワーカーの仕事は分かりにくい。
ソーシャルワーカーは様々な施設にいて、それぞれが何か目標を持たないといけない。
ソーシャルワーカーの達成目標に大きな開きが生じてしまう。


アメリカのような高等技術者としての能力を誇示するソーシャルワーカーを目指すべきか。
中欧や北欧は人間像の洞察を重視している。
→ 日本で求めているソーシャルワーカーは?


■抽象化
・この本はソーシャルワーカーの多様性を求めている。
・施設ごとの課題の相違や属する組織目標の相違。
ソーシャルワーカーは属する組織によって達成目標に大きな開きがある。
アメリカのような高等技術者を目指すのではなく、北欧型の人間像の洞察を重視。


■転用
・課題や目標が異なっていて、それでも同じソーシャルワーカーと呼ぶべきか。
→大きな方向性や共通項の中でソーシャルワーカーとしての正義、価値、手法を確立すべき。
ソーシャルワーカーは不運、不正により幸せをあきらめさせない、それを支援する人だ。

抽象化日記 #5

(摘要) ■:タイトル、・:概要、→:ファクト、⇒:抽象化のように記す。

◾️本の読み方
・最初はノートにメモしない

 

→本の抽象化難しい
→何を言いたいのか分からないから
→ミクロで見ているから全体で見えて来ない

 

⇒最初から気になったワードをノートに拾っているから、ミクロの視点になってしまっているのではないか
⇒なので、一旦メモを取らずに全体を通しでざっと目を通す
⇒その後でもう少し細かく見てみるようにする(この時にノートに気になったワードを拾うようにする)
⇒その上で、抽象化するようにする


◾️ノートの取り方の向き
・人によってフィットする向きは違うかもしれないので、とにかくやってみる


→ノートの取り方、左から右ではなく、左から右の方が良いような気がする
→人によってフィットする方向があるのかもしれない


⇒自分にとってフィットする方向で書いてみる
⇒とにかくやってみる
⇒流れは左から右から知らないけど、自分にとってフィットする向きを探してみる


◾️アートを普段から所有する
・身につけるものにアートがあれば毎日幸せ


ムーミン、写真、プリントしてあるものにワクワクする
→印刷もの昔から好き
→柄よりもそのものが好き


⇒切り取って所有している感じがいい
⇒オーナーシップに喜びを感じている
⇒だから、ムーミンを使って柄になっているものではなく、絵本を切り抜いたようなプリントものが好き
⇒小さなアートを所有することの喜び
⇒普段使うものにアートがあったら、毎日幸せ
ムーミンの表紙の小さなノート
⇒写真プリントのスマホケース
⇒絵本の切り抜きがプリントされているボールペン