【#3 ワークブック定着戦略編】社会福祉士試験を1日90分の勉強で突破する。時間がない人だからこそ受かるエコノミー一発合格勉強法
社会福祉士試験エコノミー一発合格戦略のうち、これまでに
1)時間戦略
2)情報カード戦略
の2つについて述べた。
今、どの辺りまで進んでいるだろうか?
仮に11月から過去問を開始したとして、1か月経過したとしよう。
過去問開始1か月でどこまで進むか
時間戦略で述べたとおり、1日22問ずつ過去問を解いているならば、11月末時点(1か月経過時点)で、
22問×30日なので、全部で660問解いたことになる。
過去問1回分が150問なので、年数でいえば、660問÷150問(過去問1回分)=4.4(4年分と60問)
となる。
エコノミー一発合格戦略では、過去問3年分を1セットとして、3回やることとしている。
1か月経って、4年分と60問やったということは、過去問3年分を1回終わり、過去問3年分の2回目の半分くらいまで終わったくらいということになる。
具体的には、
過去問3年分、例えば、32回、31回、30回を新しいものから順に解いているならば、現在は、
32回→31回→30回(1回目終了)
32回→31回(の途中)
ということになる。
もし、まだ過去問3年分を1回しかやっていなければどうするか
もし、このように進んでいなくても心配することはない。
要は、試験1か月前になる12月末までに過去問3年分を3回やれば良いのである。
具体的には、1日22問やるべきところ、残された時間に合わせて1日にやる過去問数を増やせば良いのである。
例えば、11月末でやっと1回目が終わったところとしよう。
残りは1か月で過去問3年分を2回やるのであるから、
150問(過去問1年分)×3年分×2回=900問
900問÷31日(12月の日数)=29問
したがって、1日29問ずつやれば良いのである。
必要な時間としては、時間戦略で述べているように、
1問の回答時間が1分、1問あたりの回答の確認時間が3分、合計1問あたり4分とすると、
1日の勉強時間としては、
29問×4分=116分
となり、約2時間やれば良いことになる。
エコノミー一発合格勉強法は、ただ淡々と課題をこなすだけで良い
毎日2時間勉強できるのか?と思われるかもしれない。
しかし、おそれることはない、社会福祉士試験エコノミー一発合格戦略の中で、過去問3年分を3回やるというのは、単なる作業に過ぎない。
自分が何が分かっていないのか、覚えられていないのかをあぶり出すための作業に過ぎない。
したがって、黙々とノルマをこなしていけば良いだけの期間であり、何をやるべきか悩む必要がない。
直前の追い込み期間に比べればはるかに気が楽である。
年末年始を活用して一気に挽回できる
とにかく、社会福祉士試験エコノミー一発合格戦略において、12月中に3年分の過去問を3回終わらせるということは、最重要ミッションである。
年末年始に休暇が取れるのであれば、十分に挽回ができる。
試験直前の1月に予定している「過去問徹底マスター戦略」を確実に実行できるよう、12月末までの過去問3年分を3回というミッションをぜひ達成していただきたい。
ワークブック定着戦略はワークブックへの情報の集約
さて、前置きが長くなったが、ワークブック定着戦略についてである。
情報カード戦略編でも述べたように、これまで、過去問を解いては分からない内容を情報カードに書くということを、コツコツとやってきているものと思う。
情報カードの作成の仕方は情報カード戦略編を今一度参照いただきたいが、情報カードの内容は、過去問の解答あるいはワークブックから書き写すということをしているものと思う。
作業をしていて過去問とワークブックに情報があって、情報が集約されていないことに不安を感じた人もいるかもしれない。
不安に感じたとおり、参照する内容が過去問とワークブックの双方にあるということは、まさしく「情報が散逸している」ということに他ならない。
いずれかに集約が必要と考えるべきである。
どちらに集約すべきか。
答えはワークブックである。
なぜなら、過去問はワークブックの各所から情報をピックアップしてきて、◯×式の問題に仕立てあげているもので、情報が体系立てされていないからだ。
したがって、過去問を解きながら、分からない情報に当たっていく(調べる)作業は、そもそも、断片的な情報を積み上げていく作業になる。
このため、この断片的な作業を、体系的な知識として確立することが重要にかる。
これが、ワークブック定着戦略の本質である。
ワークブックの意義は知識の拠り所
現状でワークブックを見ると、ところどころ、過去問に当たったところに書き込みがあったり、マーカーを引いてあったりする状態だと思う。
こう言うと、「要はチェックしてないところを読み込めということか」と思われるかもしれないが、それは違う。
「では、チェックしてあるところを重点的に読めということか」と思われるかもしれないが、それも違う。
ワークブックをいくら読み込んだところで、試験で解答できるレベルでの理解には到達できない。
もし読み込むことが最善の試験対策なのであれば、誰しも「ワークブックを100回読め」などと言っているだろう。
しかし、そんなことを言っている人はいない(だろう)。
知識はどう使うのかを知らなければ、ほぼ意味がないというべきだ。
私たちが今取り組んでいるのは、社会福祉士試験に時間をかけずに一発で合格するという目標だ。
したがって、知識は試験問題を解けて初めて意味があるというべきだ。
ではワークブックの真の意義は何か?
結論を言えば、知識の拠り所とする、ということだ。
例えば、パールマンの問題解決アプローチはワークブックのどこに書いてあるか?
何となくでも思い浮かべることができるだろうか。
重要なことは「どこに書いてあるかが分かる」ということである。
では、どこに書いてあるのかが分かるようになるためにはどうしたら良いか?
今は、過去問を解きながら、ワークブックに断片的に参照している状態である。
いわば、地図をピンポイントで見ている状態である。
これを全体の中での位置を確認する作業がここでのポイントになる。
地図に例えれば、ピンポイントで見ていた縮尺を広げていって、全体を見るようにするということである。
ワークブック定着戦略の具体的な作業
具体的な作業について述べる。
基本的なやり方としては、ワークブックを1ページ目からめくっていくという作業をする。
ポイントは、この「1ページ目からめくっていく」というところである。
これまではピンポイントでワークブックを読んでいる。これでは、全体の中でどこに書いてあるかは分からない。
そこで、1ページ目からめくっていくことで、これまでピンポイントで読んでいたものが、ワークブックのどの辺りにあるのかを線的に結びつけていくのである。
ポイントは、ページを飛ばさずに順にめくっていくこと、そして、ざっと見ることだ。
ただめくるだけでも、ワークブックを最初から最後までめくるのは時間がかかる。
なので、1日にやる時間や科目数を決めて取り組むのが良い。
ワークブック定着戦略はすき間時間でできる
この取り組みは、ワークブックさえあれば良いので、すき間時間を活用できるのがポイントだ。
通勤や通学で電車を使っているのであれば、その往復の時間。
あるいは、仕事の休憩時間。
過去問に取り組む前後の時間。
すき間時間は探せばいくらでもあるはずだ。
とにかく、ワークブックを1ページずつ地道にめくっていくことで、ピンポイントだった知識が、繋がり始めていく。
繋がった知識がさらに繋がっていくことで、ワークブックのどこに何が書いてあるのか、感覚的に分かるようになっていく。
これがワークブック定戦略である。
そして、来月、1月はいよいよ、「過去問パーフェクト攻略戦略」による最終章に突入するのである。